家づくりの知識

お金のこと

年収から住宅ローンの借入可能額を考える

2016.09.15

はじめに・・・

住宅を購入するときにほとんどの人は住宅ローンを組むのではないでしょうか。しかし、住宅ローンはその人が借りたい金額を好きなだけ銀行から借りられるわけではありません。年収や年齢、勤続先、勤続年数など様々な要件から「この人にはいくらなら貸してもいいかな。」という金額を銀行が総合的に判断します。様々な条件から総合的に判断される住宅ローンですが、住宅ローンの借入を考えるときにまず把握しておきたいのは「返済比率」から考えたときの借入可能額の上限です。基本的には年収からみる「返済比率」を超える金額を銀行は融資してくれません。色々な住宅展示場や物件を回って気に入ったものを見つけたのに物件価格が高く借入可能額に当てはまらず購入が不可能では本末転倒です。まずは、建物を選ぶ前に自分の借りられる金額を把握することをオススメします。

「返済比率」について

まずは、「返済比率」について考えていきたいと思います。返済比率とは税込みの年収に対して年間の住宅ローン返済金額がどれくらいの割合を占めるかということで、年収が400万円未満の人は30%・400万円以上の人は35%が上限の一般的な目安となります。たとえば年収400万円の人の場合、年収に対する返済比率から見た住宅ローンの返済に充てられる総額は400万円の35%と考えると年間140万円です。なので月々の返済にあてられる金額の上限は約11.6万円ということになります。

計算例)
400万円(税込年収)×35%(返済比率上限)=140万円(返済比率からみる住宅ローンの年間返済可能金額)
140万円÷12か月=約11.6万円(月々の住宅ローンの返済にあてられる金額)

いっけんすると十分な金額を借りられるように見えます。
実際、変動金利であれば1%以下を推移しているので仮に金利が1%(借入期間;35年)で月々約11.6万円の支払いと考えると借入総額は約4,110万円となります。

計算例)
約11.6万円(月々の住宅ローンの返済にあてられる金額)÷2,822(100万円あたりの返済額)×100=約4,110万円

「適用金利」と「審査金利」

しかし、住宅ローンを組むための借入審査の場合、実際に適用される金利で計算してくれません。というのも、住宅ローンは融資する期間が35年と長期になります。なので銀行とすると現在の金利から上がったときにも、その人の支払いが滞ることのないよう実際に適用される金利より高い金利で計算して審査を行います。高い金利で審査を行うことで銀行は融資した人の支払いが滞るリスクを極力防ぐことができます。審査のときに適用される金利は銀行により異なりますが一般的には3~4%と言われています。先ほどと同様に400万円の人を金利3.5%(借入期間;35年)で計算すると借入可能額は約2,420万円となります。

計算例)
400万円(税込年収)×35%(返済比率上限)÷12か月=約11.6万円(月々の住宅ローンの返済にあてられる金額)
約11.6万円(月々の住宅ローンの返済にあてられる金額)÷4,132(100万円あたりの返済額)×100=約2,800万円

そして、自分の借入可能額を計算するときに気を付けたいのが他債務です。車のローンやカードローンなどがある場合、住宅ローンの借入可能額に影響があります。返済比率からみる年間返済可能額には住宅ローンの他に車のローンやカードローンの支払いも含まれ、例えば年収400万円の人で車のローンが月々2万円・カードローンが月々1万円であれば住宅ローンの月々の返済可能額は8.6万円となり借入可能額は約2,080万円となります。

計算例)
400万円(税込年収)×35%(返済比率上限)÷12か月=約11.6万円(月々の住宅ローンの返済にあてられる金額)
11.6万円(月々の住宅ローンの返済にあてられる金額)-2万円(車のローン)-1万円(カードローン)=8.6万円(月々の住宅ローンの返済にあてられる金額)
8.6万円(月々の住宅ローンの返済にあてられる金額)÷4,132(100万円あたりの返済額)×100=約2,080万円

このように住宅ローンを借りるときに他にも借入れがあると住宅ローンの借入可能額に大きく影響します。もしも住宅の購入を1~2年以内で考えているのであれば車のローンやカードローンは組まないことをオススメします。

おわりに・・・

いかがでしたでしょうか。これから住宅の購入を検討するのであれば、まずは自分の借りられる金額を把握することが大切です。いくら希望通りの物件が見つかっても自身の購入可能額を超えた金額では買うことは不可能です。しっかり、予算を把握して自分に合った住まい探しを行いましょう。

※上記内容はあくまで目安となります。住宅ローンを組むには様々な条件があり金融機関により異なります。詳しくはお近くの店舗へお問い合わせください。

 

「お金のこと」はもちろん「入居後の暮らし」など家づくりに関してお悩みならはなまるハウスへご相談ください。”無料”で何度でもご相談可能です。

 

Topへ戻る